ウスアイアとティエラ・デル・フエゴ国立公園

ウスアイアとティエラ・デル・フエゴ国立公園

ブエノスアイレスから約3,200km、南米大陸の南端フエゴ島に位置する世界最南端の町ウスアイア。
南極からわずか1,000kmという距離から、南極観光の玄関口として世界各国から多くの人が集まります。町はフリーポートに指定されているため町なかには免税店が多数あり、観光客で賑わいを見せています。

おすすめの観光シーズンは主に夏(11月~3月)ですが、ティエラ・デル・フエゴ国立公園(Parque Nacional Tierra del Fuego)では、秋(3月~4月)の紅葉も見事です。

ウスアイアの名前は、「西に入り込んでいる湾~Bahia Penetrando al Oeste」という意味があり、もともとはYAMANASと呼ばれる先住民が住んでいました。

先住民について

Tierra del fuego島に生活していた主な4つの原住民

Ona

フエゴ島のほとんどの領域をしめていた種族。180cmほどの長身。グアナコ猟をして、グアナコなどの動物の皮を身にまとっていました。

Haush

フエゴ島で一番古い種族。オナ族に似ていて、グアナコなどの動物の狩猟をして暮らしていたました。
また、カヌ-を利用し、もりややりで漁もしていたそうです。

Alacaluf

ビ-グル水道に住み、カヌ-で移動する遊牧民族。Yamanaと一緒に漁を行っていました。

Yamana (Yahgan)

ビ-グル水道、ホ-ン岬の辺りの海岸沿いに住んでいた種族で、2~3日おきに住居を移動する遊牧民族。服を身に着けず、やりやもりで漁をし、ム-ル貝などを食料としていました。陸で生活する際にはいつも火を焚いていて、女性のみ泳ぐことができました。
YAMANAという言葉には、「生」「人間」という意味があります。
現在のウスアイアの辺りにも住んでいたことから、ティエラ・デル・フエゴ国立公園内には種族のレプリカが展示されています。

ウスアイア市内には、Yamanaに関する博物館がにあります。

MUSEO MUNDO YAMANA

Rivadavia 56 ,Ushuaia Tel: 02901 - 422874

http://www.tierradelfuego.org.ar/mundoyamana/index.htm

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主な見どころ

地球の果て博物館 MUSEO DEL FIN DEL MUNDO

1979年に開館した博物館。フエゴ島にいた先住民の生活や文化に関する品々が展示されているほか、パタゴニア(Patagonia)に生息する鳥類の剥製などが多数展示されています。
博物館に入館すると、世界の果て博物館の記念スタンプを手持ちの絵葉書やノ-トなどに無料で押すことができます。マイプー通り(Maipu)とリバダビア通り(Rivadavia)の角にあります。

元監獄と船舶博物館 MUSEO DEL PRESIDIO & MUSEO MARITIMO

かつて監獄として使用されていた2階建ての建物が見学できます。建物内の通路両側に監房が並び、その一つひとつが展示室になっています。隣接する船舶博物館には船の模型などが展示され、フエゴ島の歴史も学べます。

ビーグル水道 CANAL BEAGLE

ビーグル水道は、アルゼンチンとチリとの国境に位置し、大西洋と太平洋をつなぐ水路です。1830年のフエゴ島南部の調査で、英国海軍ビ―グル号のマシュ・ムライ航海士によって発見されました。その2年後の1832年にチャ―ルズ・ダーウィンが同船し、先住民や動植物の記録を世界で初めて紹介したことで有名になりました。

現在は、ビ―グル水道を遊覧する遊覧船が毎日運航され、オタリア(アシカの一種)、マゼランペンギン、インペリアル鵜、マゼラン鵜、カモメ、アホウドリなどが観察できます。

ビーグル水道

ビーグル水道に面するラパタイア湾(Bahia Lapataia)には、ジャグアネス先住民が使用した貝殻の残がいが確認できます。

地球の果て巡り遊覧船
NAVEGACION POR EL CONFIN DE LA TIERRA

カタマラン(Catamaran)でビーグル水道を遊覧し、オタリア、マゼラン・ペンギン、カルモラン鳥などを観察できます。

夏のフエゴ島では、フエゴ島に最初に入植したブリッジ家族(Bridge)が作ったたアルベルトン農場・牧場(Estancia Harberton)を見学するコースのほか、オルノス岬(Cabo de Hornos)とロス・エスタードス島(Isla de los Estados)にヨットで行くコースもあります。

地球の果て巡り遊覧船

その他のクル―ズ
11月~3月には南極クル―ズ(Antartida)やエスタドス島(Isla de los Estados)を訪れるクルーズがあります。ホ―ン岬を一目望みたい方には、ウスアイア-チリのプンタ・アレナレス間を運航するクル―ズが唯一の方法となります(9月~4月)。

http://www.australis.com

ティエラ・デル・フエゴ国立公園 PARQUE NACIONAL TIERRA DEL FUEGO

90種以上の動物や南極ブナの森林などが楽しめる公園で、1960年に国立公園に指定されました。ウスアイア市内から西に11km、広さは63,000へクタ-ル。公園の南端にあるラパタイア湾 (Bahia de Buena Madera) は、先住民の言葉で良い木材という意味の美しい湾。アメリカ大陸を縦断しているパンアメリカーナ・国道3号線の最南点になり、ブエノスアイレスから3,063km、北端のアラスカからは17,848kmとなる、最南端の湾です。公園内は高低差が少なく、ハイキングやトレッキングもおすすめ。フエゴ島の自然を満喫できます。ビーグル水道と多くの岩島も公園内から展望できます。

-ティエラ・デル・フエゴ島の名前の由来-
1520年にマゼランが大西洋から太平洋に通づる海峡(後のマゼラン海峡)を発見した時のこと。南にある山肌で先住民が火を焚いてる様子を見て、大地から火が噴いていると錯覚し、Tierra(大地)Fuego(火)と名づけられたという話が残っています。

世界の果て号 TREN DEL FIN DEL MUNDO

公園内を走る観光列車ですが、元々は、ウスアイア刑務所建設のために伐採した木材を運んでいた列車です。1947年に刑務所が閉鎖されるまで、世界最南端の鉄道として活動を続けていました。

列車からは、馬やその他この地域で生息している動物が見られます。停車時には、このあたりの先住民YAMANAS族の生活様式を再現したレプリを見学できます。そのほか、マカレナ滝、泥炭の景色など、50分間の運行中に国立公園内の景色を楽しむことができます。

http://www.trendelfindelmundo.com.ar

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アクティビティ

最南端の町でのスキー

ウスアイア市内から26kmのCerro Castorに、世界最南端のスキー場があります。
7月初旬から10月の中旬まで、スキ-、スノボ-ド、スノーブレードが楽しめます。

http://www.cerrocastor.com

最南端の町でのスキー

スポーツ・フィッシング

フエゴ島の川や湖で、鮭などのフィッシングが楽しめます。

リオ・グランデへの道 CAMINO A RIO GRANDE

ウスアイアから、ティエラ・デル・フエゴ国立公園とは反対側に続く国道3号線で北に向かうと、エスコンディド湖(Lago Escondido)やファニャノ湖(Lago Fagnano)へ行くル-トがあります。ここは、道路沿いからアンデス・フエギ-ノス山脈(Los Andes Fueginos)の素晴らしい景色が望める絶景ル-ト。半日ツア-や1日ツア-が各旅行会社から催行されています。

ツアーはエスコンディド湖までなら半日ツア-、ファニャノ湖までなら1日ツア-が一般的です。ツアーの見どころは、アンデス山脈とその周辺の素晴らしい景色。この辺りのアンデス山脈の山々は1,500m以下と、アンデス山脈の中では低い山々です。とはいえ、寒冷地方のため頂上には万年雪が積もっています。頂上に積もった雪が氷河になって山を削るため、標高600m以上は植物が育たず、山肌がむき出しになっています。そのため、初春から初夏にかけて、頂上には万年雪の綿帽子、山のふもとは若葉の緑といった素敵なコントラストを見ることができます。

アンデス・フエギーノス山脈は氷河によって山肌が削られ、頂上が尖った形をしている山が多いのが特徴です。飛行機から見ると、まるでホイップクリ-ムをツンツン立てたような景色。ほかの地方から見るアンデス山脈とは違った景観を生み出しています。メンド-サ付近のアンデス山脈とは全く違った印象ですので、見比べてみるのも興味深いでしょう。なお、国道3号線の左手に広がるティエラ・マジョール(Tierra Mayor)では、雄大な山脈の景色を見ながらトレッキングが楽しめます。

このルートの楽しみはまだまだあります。通常、陸路でアンデスの山越えをする場合、必ずチリ領に入りますが、海抜450m地点のパソ・ガリバルディ(Paso Garibaldi)はアルゼンチン領のため、国境を越えずにアンデスの山越えができます。さらに北上すると、隠れた湖という意味の名前を持つエスコンディド湖が現れます。この湖畔には1軒のホステルとレストランがあり人気です。その後、幅が100kmと細長く、545k㎡イの広さを持つファニャノ湖に到着します。

マルティアル氷河 GLACIARMARTIAL

市内から7kmのところにある氷河には展望台があり、そこからビ-グル水道が一望できます。
なお、ここは冬になると56k㎡イの広さを持つスキ-場になります。

ウスアイアのビ-バ- CASTOR FIBER CANADENSIS

ビ-バ-は、元々はヨ-ロッパ、シベリア、北米に生息する動物で、体長約150cm、体重20~30kg程度。1946年、ウスアイアに商業目的で、雄雌50匹が連れられて来ました。しかし、寒冷のウスアイアではビーバーの毛が硬すぎて商業には利用できず、計画は失敗に終わりました。その後、天敵が居ないことが幸いし、繁殖力の強いビ-バ-はこの地に順応してその数を増やしました。現在は、増えすぎた古都による森林破壊などが問題視されています。
ティエラ・デル・フエゴ国立公園内では、木で作られたビ-バ-の巣が見られますが、夜行性のため、ビ-バ-観察ツア-は夜間に各ツア-会社にて催行されています。

グルメ

パタゴニア地方の名物料理は、羊(ラム)のアサード(伝統的な焼肉)。ラムというと、くせや匂いが強いというイメ―ジがありますが、パタゴニアの羊のアサードは、肉がとてもやわらかく、匂いもあまりきつくありません。この機会に試してみてはいかがでしょうか。また、蟹(Centolla - Lithodes Santolla )も名物で、剥き身はもろろんのこと、蟹スープ、グラタン風などいろいろな蟹料理が楽しめます。

グルメ

ショッピング

関税特別エリア(Area Aduanera Especial)のフエゴ島では、タバコ、酒類、電化製品、カメラなどの輸入品が免税価格で購入できます。そのほか、レンガ木材でつくられた彫り物も有名です。

基本情報

ティエラ・デル・フエゴ
最寄りの空港の所在地 ウスアイア(Ushuaia)
観光拠点 ウスアイア
位置 ブエノスアイレス(Buenos Aires)市から3,171Km。
リオ・ガジェゴス(Rio Gallegos)から591Km。
リオ・グランデ(Rio Grande)から229Km。
アクセス 空路
ブエノスアイレスから1日2便~3便。地域内ではリオ・ガジェゴス(Rio Gallegos)、エル・カラファテ(El Carafate)及びコモドロ・リバダビア(Comodoro Rivadavia)から便が出ています。
バス
ブエノスアイレス市からリオ・ガジェゴスまで来て、そこでチリのプンタ・アレナス(Punta Arenas)を通り、マゼラン海峡を船で渡るリオ・グランデ(Rio Grande)経由ウスアイア行きに乗り換えます。
シーズン 夏および冬
気候 亜南極気候のため、夏は寒いものの厳しい寒さではなく、日照時間も長い。

ティエラ・デル・フエゴ州観光局

http://www.tierradelfuego.org.ar/

パタゴニア観光機構(日本語)

http://www.patagonia.gov.ar/japones/

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