イエズス会のヘススとトリニダー遺跡

イエズス会のヘススとトリニダー遺跡

17世紀にパラグアイの先住民たちに宣教するため各地を訪れたイエズス会は、宣教村(レドゥクシオン)をつくりました。1609年からパラナ川流域を中心に広く形成されたこれらの村のうち、トリニダーとヘススの集落村跡が、1993年にユネスコ世界遺産に登録されました。

主な見どころ

サンティシマ・トリニダー・デル・パラナ
Santisima Trinidad del Paraná

1706年、パラグアイで最後に建設されたイエズス会の集落村です。トリニダーの教会は、ミッション内でも規模・質的にも都市計画の面でも最も優れた集落村と言われ、集落村の建造や建築技術は時代を象徴する優れたものです。
教会はすべてが石でできており、教会内の壁の下部には天使の聖体行列が彫られています。

修道院内の洞穴には、色彩のある興味深い彫刻や人骨が見つかっています。

主な見どころ

西側には歩廊に囲まれた幅55m、長さ65mにもなる大きな学校が建てられていましたが、現在では土台が残るのみです。

特に興味深いのは、先住民の家です。ほかの集落村と同様に並んで建っていますが、異なるのは気の角柱の代わりに石で通路を作る形になっており、個々の住居の前には8個のアーチが公園方面を向いている点です。これはローマの橋や水道橋を思わせる建て方です。

1993年にユネスコ世界遺産に登録。

ヘスス・デル・タヴァランゲ
JESUS DEL TAVARENGUE

1685年に創立された集落村。ここにある教会(復元)は、他の南米に点在する教会とは異なる特徴があります。3つある入口は、キリスト教とスペイン・アンダルシアのイスラム的な装飾が混合しています。壁は美しい花のデザインで囲まれており、教皇の記章の冠飾りが見られます。

この遺跡の正面や聖具室は、数ある集落村の中で唯一スペインのデザインを明確に現しています。これは、他の集落村はイタリア人が建てたのに対し、この集落地は3人のスペイン人建築家が建てたためです。

主な見どころ

建物の規模や繊細さから、サンティシマ・トリニダー・デル・パラナ遺跡とともに、イエズス会の建築物を代表するモニュメントとされています。

1993年にユネスコ世界遺産に登録。

エンカルナシオン
Encarnacion

世界遺産イエスズ会のヘススとトリニダー遺跡や、日系移住地への玄関口となる町で、パラグアイ東南部イタプア(Itapua)県の県庁所在地。

アルゼンチンとの国境、パラナ川沿いに広がり、対岸のアルゼンチンのポサダス(Posadas)と橋でつながっています。国境付近には、多くの商店が立ち並んでいます。

主な見どころ

市内には、サン・ロケ・ゴンサレスをまつる大聖堂のほかに、フィッシング・狩猟倶楽部があり、国内外からの釣り人がドラード釣りに集まります。

基本情報

所在地 イタプア県とアルゼンチンのミシオネス州にまたがるテビクアリー川とパラナ川に挟まれた場所。
トリニダー
街道6号の28km地点。
エンカルナシオン市(Encarnacion)から32km、
アスンシオン市(Asunción)から360km、
シウダー・デル・エステ(Ciudad del Este)から260km。
ヘスス・デル・タヴァランゲ
エンカルナシオン市から38km、
アスンシオン市からは410km。
エンカルナシオン
アスンシオンのシルビオペテロッシ国際空港から370km
最寄りの空港の所在地 アスンシオン市
観光拠点 エンカルナシオンまたはアスンシオン

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