テーマで行く旅

メルコスール4カ国が織りなす、自然と文化の多様性を、旅の楽しみの一つ「食」と、数多く点在する「世界遺産」をテーマに紹介いたします。

世界遺産で楽しむ旅

日本ではなかなか味わうことができない壮大な自然や、独特な文化を有するメルコスール。
ユネスコ世界遺産に認定されている文化遺産と自然遺産は28カ所、無形文化遺産が1つあります。

メルコスール世界遺産MAP

世界遺産で楽しむ旅

食で楽しむ旅

肉中心の料理が多いメルコスールの国々ですが、風土や文化に馴染んだ個性的な料理や飲み物も多くあります。
陽気な南米の雰囲気を一層盛り上げる「食」は旅を彩ります。

アルゼンチンブラジルパラグアイウルグアイ

アルゼンチン

ブエノスアイレスなど中央のパンパ(大草原)エリアでは、牛や豚などの肉料理が中心ですが、アンデス地方ではジャガイモやトウモロコシ、パタゴニア地方では羊もよく食べます。世界5位の生産量を誇るワインとあう料理が多いこともアルゼンチ料理の特徴です。

ロクロ Locro

ロクロ

北部アンデス地方発祥の、「国民のシチュー」とも呼べるアルゼンチンの代表的な伝統料理。トウモロコシをベースに、カボチャ、ジャガイモ、豆類、タマネギなどの野菜と肉を加えてじっくり煮込んだもので、濃厚な塩味です。スペイン征服以前、アンデス山脈の先住民時代からの長い歴史を持っています。現在では、さまざまな地域のレストランで食べることができます。地域や季節によってレシピを変えて作られています。

エンパナーダ Empanada

エンパナーダ

アルゼンチンに古くからある家庭料理のパイ。それぞれの地域、家庭ごとに独自のレシピがあります。牛肉、鶏肉、ハムとチーズ、トウモロコシなどさまざまな具を入れて作られ、異なる風味が楽しめます。焼いたものや揚げたものなど料理法も多く、具も肉の種類や切り方によっていろいろなバリエーションがあります。なお、パイ生地の結び方で中の具を見分けることもあります。現在では新しい具を入れたレシピも開発され、進化したエンパナーダが味わえます。

マテ茶 Mate

マテ茶

マテ茶は、国民が最もよく口にする飲み物です。壺型の容器の中に乾燥した茶葉を入れてお湯を注ぎ、ボンビージャという、先端にこし器の付いた金属製のストローのようなもので飲みます。ミネラルやビタミンなど栄養が豊富で、悪玉コレステロールを減少させるといわれ、昔は薬として服用されていたほどです。味も苦味が強いものからやわらかいものまでさまざまで、砂糖を入れて甘くすることもあります。ティーバッグもあるので気軽に飲むことができます。

アサード Asado

アサード

アルゼンチンのソウルフードともいえるのがアサード(“焼いた”という意味)。牛を丸ごとじっくりと炭火焼きにし、いろいろな味付けをしたもので、肉のあらゆる部位を食べることができ、鶏肉や豚肉などを使うこともあります。アサードは単なる料理ではなく、コミュニケーションの手段にもなります。アルゼンチンの人々は、友情と愛情の証として、家族や友人を招いてアサードを振る舞います。ステーキハウスや牧場、レストランで食べることもできます。

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ブラジル Brasil

広大な国土をもつブラジルは、地域によって食文化が異なるのが特徴。地域ごとの食材、調味料、調理法があり、バリエーション豊かな料理が味わえます。アマゾンを含む北部では魚がよく食べられ、大平原の南部では肉料理が中心となっています。

シュラスコ Churrasco

シュラスコ

シュハスカリアと呼ばれる専門店で食べられる、最もポピュラーな料理の一つです。塩で味付けした肉を、鉄の串に刺し炭火で焼くだけ、というとてもシンプルな手法。焼きたての串を持ったウエイターがテーブルを回り、目の前で食べたいだけ切り分けてくれるのが定番のスタイルです。肉の部位はさまざまで、牛肉だけでもサーロイン、ロース、リブなど数種類の部位がそれぞれ回ってきます。多くの店でサラダなどのビュッフェ付きで、食べ放題です。

フェジョアーダ Feijoada

フェジョアーダ

レストランはもちろん、家庭でも日常的に食べられるブラジルの国民食。起源については諸説ありますが、アフリカ発祥といわれています。フェイジョン・プレット(黒インゲン豆)と、ソーセージ、豚肉などをじっくり煮込んだもので、コクがある濃厚な塩味が特徴です。定番の付け合わせとして、ケール(苦みのある青菜)炒め、マンジョーカ芋の粉を炒めたもの、ライス、オレンジなどが出てきます。各家庭がそれぞれのレシピを持っています。

カイピリーニャ Caipirinha

カイピリーニャ

ブラジル特産のサトウキビの蒸留酒「カシャッサ(ピンガとも呼ばれる)」をベースに、ライム、クラッシュドアイス、砂糖を加えて作る伝統的なカクテルで、世界中で愛されています。ビーチで飲むのがよいですが、バーやレストランでも注文できます。ライムの代わりにほかの果物を使うこともあります。カシャッサの代わりにウォッカを加えますと、カイピロスカというカクテルになります。さらに最近では、カシャッサの代わりに日本酒を加えたサケリーニャというカクテルもあります。

モケカ Moqueca(モケカ・デ・マリスコ)

モケカ

北部バイーア州の伝統料理です。たっぷりのシーフードとタマネギ、トマトをデンデ油(パームオイル)とココナッツミルクで煮込んだものです。水を使わずに煮込むので、とても深い味わいになります。ポルトガルとアフリカの食文化がうまく融合した料理の一つで、オリジナルのレシピのほかにも、ココナッツミルクを使わずに、オリーブオイルを入れるモケカなどもあります。リオやサンパウロでもレストランで食べられます。

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パラグアイ Paraguay

最も特徴的なのは、「チパ」など先住民族グアラニーから伝わる料理です。基本的には、ほかのメルコスール各国と同じく肉料理が中心で、アサードも欠かせません。内陸国のためシーフードは一般的ではないのですが、川魚は食べられています。

ソパ・パラグアージャ Sopa Paraguaya

ソパ・パラグアージャ

パラグアイの国民食。トウモロコシの粉、タマゴ、ミルク、チーズなどで作るキッシュのようなオーブン料理です。自然な甘みと独特の食感が特徴。先住民族グアラニーとスペインの食文化が出合って生まれたといわれています。名前の由来は、ある料理人がスープ(スペイン語でsopaソパ)を作ろうとしたらトウモロコシ粉を入れすぎてしまい、それを焼いたらおいしい料理になったから、というユニークな言い伝えがあります。

チパ Chipa

チパ

パラグアイの伝統的なスナック。町の至るところで売られており、チパの入ったカゴを持った売り子を見ることも多いです。アルミドン(マンジョーカ芋のでんぷん)にトウモロコシの粉、ミルク、チーズ、タマゴなどを混ぜ合わせて焼き上げたもので、チーズの風味が強い塩味。とても歯ごたえのある食感で、焼きたてが香ばしくておいしいです。素朴ですが噛むほどに味わいがあります。穴の空いたドーナツ型が定番です。

テレレ Terere

テレレ

マテ茶はアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル南部を中心に、南米大陸でよく飲まれていますが、暑い亜熱帯気候のパラグアイでは、マテ茶に冷水を注いで飲むテレレが一般的です。チパやンベジュと一緒に食べるとよく合います。レモンの皮やライムを加えて、すっきりとした味わいを楽しむこともあります。なお、パラグアイにはテレレ用のポットとコップが収納できるテレレ専用のカバンがあり、お土産としてもお勧めです。

ンベジュ Mbeju

ンベジュ

アルミドン(マンジョーカ芋のでんぷん)に、ミルクまたは水、塩、チーズを混ぜ焼いたもの。スペイン語とグアラニー語が公用語というバイリンガル国・パラグアイですが、その先住民グアラニー族の食べ物が引き継がれています。このスナックも、グアラニー族の伝統的な食べ物の一つ。シンプルにこのまま食べたり、何かを巻いたりと人それぞれ、いろいろな食べ方があります。一緒にテレレを飲むことが多いです。

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ウルグアイ Uruguay

ガウチョ(カウボーイ)文化が根強く、牛肉をはじめとした肉料理をよく食べます。イタリア移民が多いことから、パスタやピザもポピュラーです。ワイン造りも盛んで、首都モンテビデオ周辺にはワイナリーも多く点在しています。

アサード Asado

アサード

気候条件が良く、畜産が盛んで肉質の高さには定評があるウルグアイ。塩で味付けした肉を炭火でじっくり焼くアサードは、よく食べられます。アサードの料理人は、“el asador(エル・アサドール)”と呼ばれ、賞賛の的となります。レストランでは「Parrilla(パリージャ)」と掲げた店も多いです。網の上で牛の骨付きバラ肉やチョリソー、チンチュリン(小腸)などの臓物を焼き、盛り合わせたパリジャーダもぜひ注文したいメニューです。

マテ茶 Mate

マテ茶

イグアスの滝周辺が主な産地のマテ茶は、ミネラル分が豊富で「飲むサラダ」といわれています。“yerba(ジェルバ)”という植物からできており、日本の緑茶にも味わいが似ていますが、マテ茶の入った容器を持ち歩くほどマテ茶をよく飲むのがウルグアイ。マテ茶は家族や恋人、親しい仲間と、一つのボンビージャ(専用ストロー)で回し飲みする習慣があります。マテ茶の容器やティーバッグもお土産として人気です。

ブロシェット Brochette

ブロシェット

フランス語で串焼き料理という意味。ウルグアイでもレストランのメニューにあります。牛肉や鶏肉を手頃な大きさにカットし、タマネギやトマト、パプリカと一緒に刺して焼いたもので、味付けは塩、コショウのみ。肉の旨みが野菜にしみて、味わいが増します。ウルグアイではアサードやパリージャ、チビートなど、とにかくよく肉を食べますが、味付けはシンプルに塩のみで、肉の旨みを楽しむ料理が多いのが特徴です。

チビート Chivito

チビート

ウルグアイ版ハンバーガー。スライスして焼いた牛肉と、ハム、チーズ、レタス、タマゴ、トマト、オリーブなどが入り、オニオンやピクルスがトッピングされます。ケチャップとマヨネーズを混ぜ合わせた「サルサ・ゴルフ」というソースが合います。オープンサンドとして食べたり、ポテトサラダやフライドポテトを添えて“チビートプラッター”として食べることも。なお、チビートは子ヤギという意味ですが、基本は牛肉でヤギ肉は使いません。

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